【中級者向け】英会話教室・スクールの正しい選び方=「10のチェックポイント」で即解決します

中級者向け英会話教室・スクールの選び方

結論から言うと、今から述べる10個のチェック項目を使えば、納得いく英会話スクール選びが実現できます。

【本記事の想定対象読者】

小中高で英語に触れ、大学受験も経験した中級以上の英語学習層だけど、以下のような悩みを抱えながら英会話スクールの情報方収集・入会検討を探している人。

  • 自分の理想と現実のギャップに悶えている
  • 留学生とストレスなく交流するレベルの英語力が欲しいけど、大変そう
  • 国内トップ企業/有名外資系企業に内定するための英会話・ライティング力を身に付けたい。
  • ネイティブレベルとまでは言わないが、海外の取引先との英語でのビジネスコミュニケーションで苦労しない実力が欲しい
  • いざ英語を使う職場で働いて見たけど「自分そんな英語できない恥ずかしい辛い。早くなんとかしたい」

また、英会話スクール入会一歩手前or過去に通っていたけど他を検討している人

  • この前行った英会話スクールの体験レッスンが微妙だった
  • このままレッスンを続けていても、いつまでたっても話せるようになる気がしない
  • 一定の実績がある英語学習者が、英会話スクールをどうやって選んだか?を知りたい。

という興味をお持ちの場合にも役立つ内容です。

と言うのも実は上記の悩み、全て過去の私が感じていたことだからです。

[aside type=”normal”]本記事の寄稿者は、現役の総合商社海外営業担当です。とはいえ、社会人1年目ですぐに自分の英語力の低さに愕然とし、英会話スクールに通って、ようやく仕事でもプライベートでもストレスなく英語を使えるレベルにまで引き上げたタイプなので、バイリンガルとか帰国子女には英語力という意味では一種の羨ましさを感じます。[/aside]

青山のスターバックで、1年目の冬に入ったボーナス額とにらめっこしながら、

私がどのように納得いく英会話スクール選びに成功したのか?

次の10個のチェック項目を使えば、納得いく英会話スクールが可能です。

過去に6人の大学同期・社内の同僚に英会話スクール選びを軽く相談された際に、このチェックリストを共有したら予想通り好評でした。

▪️目次

1.自分が目指すゴール=理想を明確にする

ドラッガーも繰り返しその重要性を述べているように、高い目標を掲げて自己管理をし日々を過ごすことは極めて重要です。

  • Why:なぜあなたは英会話スクールに通うのか?
  • What:通うなら、具体的に何を達成したいのか(TOEIC900? TOEFL iBT100? 取引先の懐に入り深い関係を築くための英会話力?)
  • Who:それは誰と
  • When:いつ
  • Which:何を使って
  • How:どのように

とりあえず、上の2つの太字部分(Why,What)は即答できる様にしておきましょう。

目指す目的地が決まっている人は、より早く短時間で目的地に到達するあらゆる方法を妄想するものです。

明確な理由の言語化・目標設定は生きる上で極めて重要です。

闇雲な進路変更や、途中挫折の可能性がグッと減るので貴重な人生の時間を無駄にせずにすみます。

だから、なぜあなたは英会話スクールに通うのか?、具体的に何を達成したいのか?を回答できる様にしましょう。

その際に「SMART」と呼ばれるフレームワーク(考え方の枠組み)を参考にすると良いでしょう。

 

SMARTとは、以下の頭文字を繋げたもの。

Specific = 具体的で
Measurable = 計測可能で
Achievable = 達成可能で
Realistic = 現実的で
Time-bound = 時間制約がある

目標を立てる際によく使われます。

ちなみに私の場合は

・将来の海外駐在員・経営修士号取得のキャリアの事前準備として

・半年以内にTOEIC900点後半を取得

・ビジネス英語を指導している講師から学び

・年に3回ほど予定される海外出張時に

・商談相手の心を掴む10秒ほどの小話を最低3パターンはもち

・笑ってもらえる自己紹介をスラスラと話せ

・過去の担当者が引き出せなかった内部情報を取得するまで、取引先と仲良くなる

といった目標を立てましたね。

2.自分の英語力(実力)を客観的に分析する

人は「自分にはXXが不足している」「XXが足りないから理想に近づけない」と自覚してれば、自分に足りないXXを追い求めてパワーがみなぎってくる様に設計されている様です。

あなたが英会話スクールに通うことを検討されているならば、おそらく自身の英語力(Listening/Reading/Speaking/Writing)の4技能の内、いづれかの要素に不満をお持ちかと想像します。

従い、まずは自分に足りない「XX」を明確化しましょう。

そのためには、TOEIC・TOEFL iBT といった自分の英語力を客観的に数値化してくれる資格試験や、市販の教材、これから通おうと思っている英会話スクールの無料体験レッスンなど活用して、現実に向き合いましょう。

>>あなたの英語力を客観的に分析してくれる無料体験を行なっている英会話スクールはこちら

3.英会話スクールが持っている指導ノウハウ・指導スタイルを理解する

さて、あなたは自分の英語力を資格試験の数値・あるいは客観的な指標でチェックし終えました。

次にすべきことは、通おうとしている英会話スクールが、「どんな強みを持っているか?」です。

一口に「英語力」と言っても様々です。

  • 流暢にペラペラ話したいのか
  • 良い発音が欲しいのか
  • 語彙力を重視したいのか
  • 商談中に物怖じせず周囲から頼られる英語でビジネス交渉できるようになりたいのか
  • TOEFL iBTで100を取りたいのか

何を達成たいのかによって、時間とお金を投下すべき優先順位が変わってきます。

なので「1自分が目指すゴール=理想を明確にする」をきちんとやっている事が大切です。

大手英会話スクールVS個人経営英会話スクールという区分で判断しない

英会話スクール選びでよくやってしまいがちな行動として、「大手VS個人経営」という軸で判断してしまう事です。

”大手=成果を出すためのノウハウがない”と言った意見や、”個人経営=成果を出すためのノウハウを持っている講師が近い距離で指導してくれる”という意見は、ある意味印象論として語られている傾向がありますが、この考え方だけでは論理が飛躍しているのがお分かりでしょう。

大事なのは、自分にとって何が必要なのか?(目標点数達成のために試験学習を進めるために一日4時間ガツガツ学習しつつコーチににサポートして欲しいのか、TESOLなどの教授資格を持ったネイティブ講師のライブ授業を体験する事で生活にハリを出すのが目的なのか)内省をした上で選択すべきという事です。

これから述べるやり方できちんと自分にあったスクールを選びましょう。

4.成果が出るノウハウ(または独自の学習メソッド)&実績を体系的に把握する

成果が出るまでの期間と工数が明確?

あなたが貴重なお金と時間を払ってまで通う価値のある英会話スクールは、達成したいゴールに対して、明確な計画・すべき事・なぜそうすべきかを体系的に説明してくれる所であるべきです。

例えば、楽しくワイワイグループレッスンでイギリス英語を身に付けたい人は『シェーン英会話』がオススメでしょう。

逆にそういう人が、通訳・翻訳エージェントが運営している『One Month Program』で1ヶ月間みっちりと通訳講師とディクテーション・シャドーイング・英作文を行い、ネイティブのフィードバックを8回受けようとは思わないはずです。

保証制度が存在する?

あなたが通うべき英会話スクールは、受講生に目標達成させるために検証を重ね、より良い指導スタイル・カリキュラムを用意している所です。

例えば、「カリキュラムをこなしてTOEICXXX点に達しなければ無償サポートを継続します」と宣言していたり、「原則は1ヶ月の受講ですが、場合によっては柔軟に2ヶ月間のカリキュラムを組むことは可能」など、きちんと受講生の事情を考慮してくれるスクールを選びましょう。

テキストや回数制のチケットを買わせて、あとは頑張って通ってね〜スタイルの英会話スクールは、あなたが目標を達成するために遠回りをすることになるかもしれません。

用意されているコース・担当講師は?

きちんと公式ページで用意されているコースを確認しましょう。

その上でコースを指導する講師の実績を確認しましょう。

ここでもあなたがどんな目標をいつまでに、どのくらいの努力で達成したいのかを明確にしておくことが大切です。

ただ英語に触れたいなら友達とグループレッスンに行けば良いですし、とにかく半年以内に資格試験で目標点数を達成したいならすべきことがあるはずです。

スクール側が用意している「●●コース」は、少なくとも受講者の目的に合わせて専門の講師を用意している場合がほとんどです。

ですがネイティブ講師だからと言って、あなたが取り組んでいる資格試験の指導実績のない講師を選んでしまうと、成果に直結しないので注意です。

ノウハウ・学習メソッドが実践可能なカリキュラムに落とし込まれている?

ただ、先進的な学習理論は指導ノウハウを喧伝しているだけでは、成果に繋がりません。

無料体験に行って、どんな課題を、どのくらいのペースと量でこなすべきなのか、を納得のいくまで下調べしてから申し込みましょう。

なんとなく凄そうだから、という理由だけで選ぶものいいですが、後悔したくなければ事前準備は抜かりなく。

過去の受講者の実績は?

過去の受講生や、英会話スクールが公表している実績は、あなたの未来像です。

過去の受講生=あなたの先輩方が望む結果を出せているのかをきちんとチェックしましょう。

受講生の属性・レベルは?

過去の受講生の実績を調べればだいたい予想がつきますが、無料体験レッスンに行ったり、カウンセラーの人の話を聞いて、どんな人が通っているのかリサーチするのがおすすめです。

それによって講師が対応できるトピックの幅や質も予測可能です。

教材は何を使用する?

今の時代、市販の教材でも十分なクオリティのものが出回っています。

やり用によっては、YOUTUBE・海外ドラマなんかも立派な教材です。

英会話スクールが用意している教材はオリジナルなのか・市販なのか。

オリジナルであれば、どういった点が市販のものより優れているのかを調べるorスクール運営者に説明してもらってください。

通うべき価値のある英会話スクールであれば、必ず使用する教材の意味・背景を明確に答えてくれます。

5.講師の質を確認する(実際に体感したい場合は無料体験必須です)

講師の採用基準は?

最悪なのは、とりあえずネイティブだから採用というパターンです。

最近はそんな悪徳スクールは市場から淘汰されつつありますが、要注意です。

あなたが目指す目標に当たって適切な指導講師を探すために、「採用基準(ex TESOL資格持ちなのか、どんな業界でビジネス経験があるのか、商談時に必要なフレーズ・構成を指導できそうか?」などなどチェックしましょう。

精鋭講師をより良い指導者またはコーチにする仕組みがある?

優れた英会話スクールは、受講生の指導を通じて溜まったノウハウ・改善ポイントを日々の指導スタイルに逐一反映させています。

また、指導ノウハウが属人的になっていたりすると、講師によって当たり外れが生じます。

人気講師が突然辞職して、味気ないレッスンしかされないのにあなたが貴重なお金と時間を払う理由はどこにもありません。

無料体験時・入会前に英会話スクールが講師のレベルをどのように保っているのか・どのような育成システムが存在するのか、調べましょう。

6.「レッスン前・レッスン中・レッスン後」のサポート体制

悲しいかな、未だに日本には自分の利益のために根拠のない語学学習方法(聞くだけで英語が口から飛び出した!みたいな)を広めている残念な集団が存在します。

冷静に考えれば、寝ながら英語音声を聞くだけで話せるようになっていれば英会話スクールなど存在する必要がないはずです。

生まれて10年前後経過して、ある程度母語の回路ができてしまうと赤ちゃんのように第二言語を習得することはできなくなっていくことはすでに証明されています。

したがって、自分の目標・英語で言いたいこと/書きたいことを明確にして、そのために必要な文法・語彙・会話表現・発音のコツを使いこなせるようになるまで、正しい方法で自分で努力するしかないのです。

カウンセラー・コンシェルジュ・コーチが付く?

人間は怠け者ですから、自分を徹底的に律して行動するのが苦手な人が殆どです。

決死の決意をしても、目の前の課題をこなしているうちに頭が混乱してやる気を無くしてしまうこともしばしばです。

それが母語ではない英語ならなおさらでしょう。

そんな学習者をサポートしてくれる人の存在は貴重です。

過去に英語学習で結果を出していて、あなたと同じ課題を乗り越えてきた人に学習進捗を管理してもらうのはおすすめです。

最終的に英語が話せるようになるためには、「頭の中で知っているだけ知識→無意識に使える知識」に昇華させなければなりません。

そのためには、一定の期間、繰り返しトレーニングをする期間を確保することが必要ですが、きちんと言い訳せず実行できるのか。

ここがあなたのキャリアの分かれ道になります。

(スクールによって、プライベートの時間もガッツリ管理するパターンとそうでないパターンがあるので、そこは好みに応じて選択しましょう。)

7.無料体験に行ってみる(複数の英会話スクールを体験するのがコツ)

例えば家を買うのに、その物件を見に行かずに決めるでしょうか?普通はそんなことしませんよね。(先日、野菜の名前がついたシェアハウスに投資して数千万円の損をして後悔している人たちのニュースが流れていましたね。一部、物件を見ずに投資した人もいたそうですね。)

英語学習も同じです。どんなノウハウで学習するのか、あなたの中で納得して決めましょう。

繰り返しになってしまいますが、適当な意思決定は無用です。

悔やんでも時間とお金は戻ってきません。

 ノウハウ・学習メソッドを自分の目で確かめるから、納得して入会できる。

ネットの評判・口コミあるいは公式ページで収集した情報が果たして本当なのか、自分の目で確かめましょう。

無料体験では、スクールが提供している指導カリキュラムを0円で体験できるので、入会を決意するための最大の判断材料になります。

8.教室の雰囲気・講師との相性をリサーチする

いくらノウハウが凄くても、なんとなく教室の雰囲気が合わなかったり、講師・コーチの人の雰囲気が合わなければ続きません。

英語学習は、あなたの人生目標を達成するために貴重な時間とお金を投じて取り組む一代プロジェクトです。

納得できる環境で学びましょう。

9.立地(オフライン英会話スクールの場合)は合格?

メリット1:継続して通いやすい立地なら習慣となり、生活にリズムができる

自宅で行うオンライン英会話と違って、オフラインの場合はレッスンに集中した環境で学べることができます。

筆者の場合は、自宅に帰るとリラックスモードに入ってしまって眠くなる場合もしばしばです。

なので時間が許せば、英会話に集中できるスクールにでの学習をオススメします。

メリット2:講師と直接会って話せるので安心感がある

経験あるかもしれませんが、人と会話しないで孤独に学習していると精神的に辛くなる場合があります。(筆者はまさにそう)

ふとした瞬間に受講生同士で雑談したり、悩みを講師・コーチ・カウンセラーに話すだけでも気分が晴れて、結果的に効率的に学習できるという考えると、オフラインスタイルも悪くないでしょう。

メリット3:思いがけない出会いや、一生の親友が見つかるかも

これは例外的かもしれませんが、スクールで出会った受講生の方とは今でも飲み友達です。

機械学習を扱うエンジニアの方で、普段全く関わらない業界の人と、英語学習という共有の志を通じて繋がることができたので本当にラッキーでした。

英語リーディングに有益な学習サイトや、面白い洋画の話、プライベート寄りの相談までできる仲間ができたのは、僥倖でした。

10.料金体系を比較検討

あとはお財布と相談です。

自分の目標が達成できた場合に得られる幸せ・期待年収を数値化して、受講費用を上回るリターンが期待できると判断したなら迷わず受講でOKです。

<最後に>十分な英会話スクール調査を行ったら、最後は直感で行動しよう

ここまでやったら、あとは「英会話スクールに通う」or「通わない」と言う答えをスパッと出せるようになっているはずです。

英会話スクールに通うと決めたら、目標成果が出るまで自分の人生の時間を積極的に投下しましょう。

少なくとも私の場合は目標達成のための時間が短縮できたので、自信を持って「英会話スクールに通ってよかった」と言えます。

最後に、あなたに”やる気”が出る一言を贈って終わりにします。

PS.

この記事を書き終える直前、スタバで抹茶フラペチーノを飲んでいると婚約者から着信がありました。

「39.3℃の熱が出て具合が悪くベッドから動けない・・・スマホで文字を打つのも辛い位」そう。

ワンタッチで相手に連絡できる道具を発明した偉人に感謝です。

ちなみに「電話」を発明したとされるGraham Bell(ベル)はこんな一言を残しています。

「扉が閉じたら、もう一つの扉が開く。だが、閉じられた扉をいつまでも悔しそうにじっと見つめていては、別の扉が開いたことに気がつかない」

良い言葉ですね。

たとえ過去に英語学習で成果が出なかったとしても、クヨクヨして悩んでいても人生は前に進みません。

達成したい目標があり、さらなる英会話力をつけたければ、行動して実践あるのみです。

あなたの英会話スクール選び、心から幸運を祈っています。

私は、彼女を看病しに行ってきます。(Forrest Gump のAudio bookをリスニングしながら)

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